人脈と人生の分岐
私がNumb3rsで数学の楽しみを見つけたのは、もはや受験を諦めたあとだった。
しかし、例えばモチーフ理論のような深淵についてもっと早く知っていれば、受験産業のコンテンツなどではなく、純粋に文化として楽しめていたはずなのである。
こう考えると、私が持つ知識は、偶然、特に人脈に明らかに左右されていることがわかる。
母親がたまたま海外ドラマ好きだったからNumb3rsを知ることができたが、もし違うことに興味のある人脈ができていたら、私はプログラミングの道ではなく、農業・運送業・医療など、別のことに興味を持っていたかもしれない。
人脈の多様性が人生の分岐の多様性であるうちは、人がやりたがらない(しかし社会にとって必要である)仕事に対する需要は存在し得る。
もし誰もが「インターネット広告業」「コンサル」といった虚業に興味を持ち始めたら、必要な仕事に対する人材不足がもっと深刻になるだろう。