スタイルと内容
プログラミングのスタイルというとき、変数の命名法、改行方法、モジュールインポートの順番、などそういったものだ。こういったものは世界標準に合わせるのが良いとされる。
それに対し内容とは、入力、処理、出力のことである。問題固有の複雑性、という場合はこれに依存したものを指す。
数学にも似たようなものはあり、スタイルは同じ問題に対して数式をどう書くかということであり、内容とは公理や定理やその証明のことである。
物事がわかりにくい時は、スタイルと内容のどちらの問題なのかを把握したほうがいい。というのも、見かけ上のスタイルがあまりにもわかりにくいと、内容を検討する気すら失せるのだが、「内容が難しそうだ」という誤解にもつながる。
ポストモダニストの哲学論文には、内容がない。スタイルの難解さを徹底的に追求した無価値なものである。相対主義者・社会構築主義者が、ある種の権威主義を信奉するとき、難解で無内容なものを信じていることがあるので注意が要る。これらの人にとっては「権威性があれば正しい」という発想だ。
この世界の無内容なものには騙されないようにしたい。